鳩胸~ハト峰

 4日前に目指したハト峰はラッセルに負けて途中1700m地点で引き返した。
 なんとなく気持ちが落ち着かない。天気が雨模様から晴れに変わったので、ならばリベンジ。今度は地図とスノーシューも持って早朝に出かけた。どうせなら鳩胸(1941.5m)とハト峰のピークを踏みたいので。
 前回と同じ朝日プライムスキー場のわきの林道からスタートする。約1.5時間林道歩きをして尾根に取り付く。前回下山時につけたトレースをたどる。1700m地点まではしっかりと雪が締まっていて思ったより早く到着した。
 ここからだ。スノーシューをつけて登りだす。シューをつけていても一足ごと雪にしずみ、ラッセルが大変だ。やがて左手にハト峰の姿が見えてきた。
 まずは鳩胸を目指し上へ上へと登って行く。気持ちのいい空間が現れほっと息をつく。すぐそこが鳩胸の三角点であった。もちろん三角点は雪の下。いつもの儀式をして、今度はハト峰に向かう。一足ごと雪に沈むくだりも大変だ。ハト峰へ続く鞍部まで降り立ち、さあ~ここからハト峰を目指しての登りになる。ここまで約5時間を要した。あと1時間ぐらいでピークに立つことができるだろう。
 まずは一息。ビールがのど越しにおいしく、一気に飲み干してしまった。
 天気は晴れマークのはずだったのに薄曇り。青空は見えない。ハト峰を目指して鞍部から登り上げていくと、突然木々の間から八ヶ岳が見えた。
 わお~!元気が出て足が進む。
 やがて八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスが一望できる場所に出た。中央アルプスの手前には、すでに登った樽が沢山~大棚入山~烏帽子岳~鍋冠~からたきの峰も確認できた。こうして山を確認できるのも登った山だからだ。
 しばし山からの風の声を聞いてしばし登るとハト峰の山頂に到着した。4日間だけれど抱え込んだモヤモヤはこれで解消。嬉しかった。

 

2020年2月15日 ルート図

 

倒木のある林道を1.5時間歩く。

 

大船沢を渡渉する。

 

尾根に取り付く。前回下ってきた尾根である。

 

やがてハト峰が見えだした。

 

ここまでくるともう一息。

 

鳩胸に到着した。いつもの儀式。ここへ来る人はほとんどいないだろう。もちろん南川金一氏はここに登っている。

 

ハト峰を目指して鞍部まで下っていく。

 

鞍部から登り上げていくと、木々の間から八ヶ岳が見えだした。感動!

 

八ヶ岳

 

南アルプス(甲斐駒ヶ岳~仙丈ケ岳)

 

中央アルプス

 

振り返れば登ってきた鳩胸と鉢盛山が。

 

中央アルプスの手前にはすでに登ったピークが確認できる。

 

ハト峰の山頂が見えてきた。

 

ハト峰山頂

 

いつもの儀式

 

ここ2年ぐらいかけて登った山々。

 

中央アルプスが立派に見える。