奥三川湖~舟留~大蛇倉山~ショナミの頭

 今は、私にとって奥秩父の季節。毎週のように奥秩父方面へ通い詰めている。県境尾根もだいぶ踏破したが、残されれている群馬県境の三国山から石仏間。その一部を日帰りで歩いてきた。

 南相木村のどん詰まりである南相木ダムから入山するコースを考えた。ダム湖は奥三川湖と名がついている。私の尊敬する南川金一氏は、奥三川湖へ流れ込む南相木川本流沿いにショナミの頭まで登り上げている。私はこのルートを下山路として使用することにし、登りは北の窪沢を利用し、まず舟留へ。舟留から大蛇倉山を経由してショナミの頭まで縦走するという計画。

 外気温がマイナス6度。きれいに晴れ渡った空がまぶしい。そして高いところは、木に付いた無償で真っ白で、あ~なんと美しいことか・・・。

 奥三川湖の遊歩道を利用し、北の窪沢の入渓地点まで行く。30分ぐらい。北の窪沢を作業道を利用しある程度のところで尾根に取り付いた。気持ちよく高度を上げていく。スタートして1.5時間ぐらいで舟留に到着した。眺望なし。

 舟留からは、稜線を外さずに南へ歩いていけばいい。葉が落ちて見通しもよく歩きやすい。1870mあたりで大きな岩稜が現れた。南に回り込みその岩稜を登り上げる。素晴らしい眺望が待っていてくれた。

 この岩稜から大蛇倉山まではすぐだった。標高1962m。南川氏の山のリストにまた一つ登頂日の記入ができる。後はショナミの頭まで歩き通せば県境尾根がつながるわ。

 多少のシャクナゲが行く先をふさいでいるところもあったが、苦労することなくショナミの頭に到着した。ここは2度目。点名・蟻が峠。三角点にタッチしてゆっくりとビールタイム。下山は南川氏のコースをとる。一気に奥三川湖まで下った。ゆっくりと周遊ができた山行だった。

 残すは、石仏と舟留間。いつにしようかなあ~。

2021年12月5日  ルート図

南相木ダムからの八ヶ岳。

ダムからスタート。奥三川湖からは水蒸気が上がっている。

北の窪沢から入渓して、途中から尾根に取り付いた。空を見上げると霧氷で真っ白になった木々と青い空とのコントラスト。思わず歓声!

舟留に到着。いつもの儀式。眺望なし。

舟留の空。眺望がないから空を見上げた。

舟留から、これから向かう大蛇倉山。

大蛇倉山への稜線を歩いていると、赤岩尾根と両神山が見えた。

シャクナゲの藪が現れた。けど簡単に通過できた。

1870m地点の岩稜。南側に回り込んで登り上げる。

いつもの儀式。八ヶ岳と御座山が見える。

遠くに北アルプス。手前は弥次ノ平から北に延びる稜線で、ピークは赤火岳。

右に浅間山。

八ヶ岳。一番白いのは硫黄岳。

大蛇倉山を下から見上げる。

大蛇倉山山頂から、眼下に奥三川湖。

八ヶ岳とその手前に男山、天狗山、御陵山。

南アルプスも。

いつもの儀式。

大蛇倉山の空。霧氷は太陽の日差しですっかり落ちた。

木々の間にショナミの頭が見える。

1922m標高点を越えると間もなく「日航機遭難地慰霊登山道」の標識が。

ショナミの頭に到着。点名・蟻が峠。

いつもの儀式。前回来た時に儀式をし忘れたので、今回は忘れずに。

ここからは小川山が大きい。

南相木川を一気に下る。凍てついているところが何ヶ所もあった。

奥三川湖の遊歩道から。大蛇倉山が立派。

本日のゴール地点から。