長野・群馬県境繋ぎ(狭岩~熊倉川~榊山)

 引き続き長野・群馬県境繋ぎ。今回は前回の榊山から通称「左右の耳」を通って狭岩までを逆コースで。今までの県境は、大体尾根上に県境として線が引かれていた。今回の県境は沢地形上が県境になっていて、しかも沢やが時々訪れる熊倉川も県境だ。沢登りも含めた今回のコース。ワクワクしながら7:30にスタートした。

 佐久市と南牧村を境とする沢筋に入る。急登20分ぐらいでデイランボウノ滝。冬場はアイスクライミングの対象となる壁だ。近寄ってみると僅か水が落ちていた。ここは登れない。少し手前の左の沢筋に入り高巻く。急登が続くき、尾根を乗越してすぐに沢筋に降りるのが正解だったが、そのまま尾根を少し進んだところで間違いに気づく。地図読みも難しいわ。そうそう今回のコースは沢筋だったけ。

 870mまで沢を下り、ここから斜面に取り付く。登り上げると1015mの小ピーク。ここから熊倉川を目指して一気に急斜面を下る。その差350mぐらいだが懸垂下降をしたかった。

 熊倉川の像が滝の上部に降り立つ。ここで沢靴に履き替える。今年初の沢登りだ。水の冷たさが気持ちいい。癒し系の沢でガンガン進んだ。

 小滝がいくつも出てきて簡単に登れる。と思ったら、水量が多く左の斜面を高巻いたりした滝もあった。そして不動滝が出現。どうしようかと迷う。シャワークライミングで突破するか?しかしこの不動滝は2段になっていて、1段目は登れても2段目がどうなっているか分からない。思案していると鹿が飛び出してきて、滝の右の急斜面を滑りながら途中まで登り、こっちを振り返りながら「このルートだよ」と目で語り掛けてきた。バイルが欲しいわ。鹿と同じように滑りながら不動滝の落ち口に出る。上から眺めたら、ふ~。鹿に感謝だわ。

 熊倉川の水が細くなっても、忠実に沢を詰め、いよいよ県境が「右の耳」につながる尾根への最後の登りにかかった。ここが核心部。標高差50mの詰めは無理で、右側の尾根に取り付いた。ぐずぐず崩れるし手掛かりがなく非常に苦労した。ここで足を滑らしたらお終い。「右の耳」の根元である尾根に到着したときには精魂使い果たしたという感じ。良かった無事に登れて・・・。

 ここから先は難しいところはないだろう。忠実に尾根をたどり、前回の榊山まで。ここから第2の駐車場所まで30分ぐらい下り、16:45に今日の県境繋ぎは終了した。

 今までの県境繋ぎの中で、一番難易度が高かった。それだけに満足でした。

2022年6月19日 ルート図

デイランボウの滝が見えてきた。

デイランボウの滝の壁。ここは登れないので、少し戻り、手前の左の沢筋を登り上げる。

いくつかのアップダウンを繰り返して1015mの小ピークへ。ここから熊倉川目指して一気に降りる途中に見えた立岩の岩峰。

熊倉川に出た。像が滝の上部だ。

ここで沢靴に履き替えた。入渓地点。

ナメ床だ。癒し系でとてもいい。

滝らしい滝が出現。ここは水線の左を登る。

気持ちよく歩いていく。

このくらいなら登れる。

この滝は水流の右を登った。

シャワシャワ。気分いい。

右の水線ぎりを登った。

登り上げたらクリンソウ。

不動滝が出現。正面突破しようか思案中。

不動滝の右斜面を鹿が案内してくれた。必死で踏ん張りながら「こっちだよ」と目で教えてくれている。

最後の詰めは、途中から右の尾根に逃げたが、今日の一番の核心部だった。尾根に登り上げ下をのぞき込む。

3~40分で榊山。前回付けた印。

榊山の三角点。点名・忍。