戸隠33窟NO3

 利尻富士登山が終わって、またマニアックな山に戻った。今回も戸隠33窟を探して入山。摩崖仏から奥にあるはずの窟を探すのにリベンジ。どうも摩崖仏の奥から尾根に取り付くらしい。と、以前偶然にも遭対協の人からお聞きした。

2023年8月6日 ルート図

朝7:00に鏡池をスタート。目指す先は雲の中。

 摩崖仏目指して歩きだしたところ、アブの大群がやってきて、もうここでくじけそうになる。走るように摩崖仏まで行った。摩崖仏の左側に不動窟があったということだが確認できなかった。

6mのスラブ滝。今回はここを登り上げて右岸の尾根に取り付いた。

ホツツジ

藪の尾根を外さすに慎重に登って行く。やがて目の前に岩稜が現れ、この辺りかと思い岩を回り込んでみたが窟はなかった。

さらに岩稜を乗越て尾根を進む。・・・と、出てきました。唯一の鎖場。江戸末期から明治初めに設置されたとのこと。その鎖がそのまま残っている。ここは鎖がないと登れないわ。

さらに上を目指して登って行く。するとやせ尾根に出た。

やせ尾根から下をのぞき込んでみた。 両側は切り立っている。藪で足元がよく分からない。慎重に足を置いて尾根を渡り切る。

やがて大きな岩壁に突き当たった。右側に回り込んでみたが違うようだ。

左側に回り込んだら、あったわ!!もうワクワク感がたまらない。

長屋になっている。窟はいくつあるんだろう。

降三世窟

「本心明神」と書かれている石板。残念なことに折れてしまっていた。そのままに。

その隣は大威徳窟。

祠の横に彫られていた文字。「本山講社中」(?)

さらに先に進むと、これは帝釈天窟。苔に覆われてた。

石碑が転がっていた。「金比羅大権現」

さらに奥にあった窟。無名窟らしい。

無名窟にはぼろぼろの石碑もあった。

こんなにきれいに晴れ渡って!少し早けれど長屋の窟の前でビールタイム。

さらに奥へ回り込んだら、本院岳が。ここからいくつか尾根を乗越すと不動沢方面に出て、またいくつか窟があるはず。しかし今日はここまで。もう少し研究して、今度は不動沢から窟を探してみたい。

下山途中、鎖場のとりつきからの眺望。鏡池が見えた。

ソバナ

尾根を外さずに下山するのは難しい。何回もGPSで確認した。横ぎった沢が見えてきてホッとする。ここまでくれば沢に降りて少し下ると摩崖仏。

摩崖仏まで戻ってきた。

アブはいなくなっていた。鏡池に戻って今日のルートを確認した。窟はあそこだわ。フフフ、満足でした。