戸隠古道

 夏季休暇中はいろんな理由で山へ入ることができない。残念だが仕方ないので、今のめりこんでいる戸隠33窟の研究をした。といっても毎朝のウォーキングは欠かさない。いつもより時間があったので戸隠古道の一部を歩いてみた。というのは、戸隠古道といわれるルートは3ルートあることを知ったからだ。

 善光寺から七曲りを経由して一の鳥居を経て戸隠神社のコース。これは以前から知っていた。2つ目は善光寺から茂菅の靜松寺と芋井の軍足を経由して一の鳥居から戸隠神社へ。3つ目は靜松寺から豊岡経由で戸隠神社。

 以前に靜松寺付近を歩いたときに石造物が多かったのを思い出した。その時には戸隠古道だとは認識がなかった。また大座法師池付近の長野市上下水道局サービスセンターの西側の細い道の入り口に 「戸隠古道」「善光寺まで〇キロ」との標識があって 、以前から不思議に思っていた。この道はどこまでいくのか・・・。

 地図で確認したら芋井の軍足につながっているということが分かり、戸隠古道の2つ目のコースの一部であるということ。

 一の鳥居から戸隠古道2ルート目の軍足に向かって歩いてみた。

2023年8月11日 ルート図

 いわゆるバードラインから 長野市上下水道局サービスセンターの西側の細い道 に入った。ほとんど人が歩いていないような気配。ずんずん下っていくが道も所々ぬかるんでいて歩きづらい。

 少し平らになったところに戸隠古道と分かる標識が。へ~えって感じ。達橋沢に道が近づくと間もなく軍足になる。車道に出た。ここから靜松寺方面への道を分かれ軍足池の方へ向かうことにした。

軍足鎮社

二羽坂方面。あの小さい山を越してきた。

田園風景の中を歩いて軍足池に。釣りをしている人が何人かいた。

戸隠古道の3つ目のコースの広瀬地域に入った。

弘法大師堂だと思って行ったら軍足神社だった。

馬頭観世音。「昭和32年8月・施主小池〇治郎」かな?

軍足神社のすぐ近くの高台にあった弘法大師堂 。

馬頭観世音。これは石に彫ってある文字が分からないわ。

ここから3つ目のコースを外れ飯縄湖を目指して登って行くと二羽坂地域になる。

二羽坂に入ると北アルプスが見えた。白馬三山。

左に鹿島槍ヶ岳と右に五竜岳

飯縄湖に到着した。ここでも釣りをしている人たちがいた。正面の飯縄山がきれいに湖面に映っている。

 飯縄湖まで来てしまうと一の鳥居は近い。ちょっと歩き足りない気がするので、柳沢池方面へ足を延ばした。ほんの2時間弱のコースだったけれど、すごく面白かった。歴史とともに歩くのも楽しいものだわ。