マルタ島・ヴィクトリア

 昨夜というか24日の午前1時過ぎにマルタ島に到着した。ホテルに直行してマルタ島1日目の朝を迎えることができた。睡眠時間は4時間ぐらいだが、できるだけ動き回りたいと思い早くに行動を起こした。

 マルタ島で生活をする人たちの笑顔と優しさに感動している。ホテルのチェックイン時も感じよかったし、朝食時も食事内容について丁寧に説明してくれた。これだけでも気分がいい。

 今日の予定はヴァレッタ市内を歩き回ること。

 ヴァレッタは狭い道路が入り込んでいて、ほとんどが車は一方通行。そして急坂が多くアップダウンが続く。1565年のマルタ包囲戦の後聖ヨハネ騎士団長ヴァレットによって築かれた要塞都市だ。

 まず初めに聖ヨハネ大聖堂に行った。多分クリスマス礼拝をしているだろうから、礼拝出席かねて礼拝堂には入れればと思ったので。

 聖ヨハネ大聖堂は騎士団の守護聖人ヨハネにささげられた教会。両側には鐘楼が、中央にバルコニーがせり出している。

 クリスマス礼拝のために中に入った。正面に主聖堂。両側にはいくつもの小聖堂がある。礼拝時間以外はクローズなので、小聖堂は別の日にゆっくりと見て回る予定。それにしても豪華だわ。

礼拝が終了して街を歩き始めた。そうしたらこんなにかわいいバスがゆっくりと走っていった。

こいうしたストリート・パフォーマーもいたるところに。楽しませてくれるわ。

 明日以降に使うバスチケットを購入のためにバスターミナルを目指す。バスターミナルはトリトン噴水の近く。ギリシア神話の海神トリトンの像。

シティゲートと要塞がずっと続いている。

ヴァレッタはこうした要塞に囲まれている。

シティ・ゲートの近くにある郵便局。

 聖母ヴィクトリア教会。16世紀にオスマントルコの侵略から島を守ったことを記念して、勝利を意味する聖ヴィクトリアにちなんで名づけられた教会。クリスマス中なので、礼拝時間以外は入れない。

聖ヴィクトリア教会の前は広場になっている。中央にクリスマスツリーが飾られていた。

 オーベルジュ・ドゥ・カスティーユ。ツリーの正面にある建物で、スペイン、ポルトガル出身の騎士団の宿泊所だった。現在は首相官邸として使われている。

オーベルジュ・ドゥ・カスティーユの前にはクリスマス物語の飾りつけ。

すぐ近くにアッパー・バラッカ・ガーデンがある。18世紀まで騎士団の憩いの場所となっていた。

17世紀の柱廊も美しい。

オーベルジュ・ドゥ・カスティーユからスリー・シティズが。これは聖アンジェロの砦。

ガーディオーラ公園の監視塔、左側の入り江にフェリーの発着所がある。

クリスマスのイルミネーションも夜はもっときれいだろう、

 細い道を北東のほうへ進んでいくと聖パウロ難破船教会。

 使徒言行録の中で、「聖パウロが船でローマへ護送されて行く時、嵐にあって難破してマルタ島に上陸した」と記されている。それを記念した教会だと思う。

 残念なことに中には入れず。

方向によっては先に海が見える。聖パウロ通り。

聖ドミニク・ポルト・サルヴォ(港の守護)のバシリカ。中に入れず。クリスマス・イブだから仕方ないもんね。

ギリシャ正教の教会があった。聖ニコラス教会。ここも中に入れず。

ヴァレットの北に存する数々の戦いの場となった聖エルモ砦。オスマン帝国の侵攻に備え、聖ヨハネ騎士団が1552年に建設された。

要塞が続いている。

 要塞に沿って海岸近くを歩いていったら見えた。左のドームはカルメル山の聖母大聖堂で右は聖パウロ臨時主教座聖堂。

振り返れば聖エルモ砦の要塞。

聖パウロ臨時主教座聖堂。

海辺から見えた 聖パウロ臨時主教座聖堂の尖塔。

カルメル会の協会。礼拝堂になっていて、いつでも黙想できる場があった。

にぎやかな通りを過ぎてホテルに戻った。

 マルタは日本で行けば3~4月の気候。風が強く、坂が多く、潮の香りがした。人が多い場所もあったが、なんとなくリラックスした居心地の良さを感じるところだ。

2023年12月24日