戸隠33窟(獅子窟・般若窟・妙法窟)NO24と塔ヶ岩

 今年初の戸隠33窟めぐり。33窟については3窟がまだ探し当てていない。でも今回はなぜか塔ヶ岩に行ってみたくなって、その塔ヶ岩の基部にある獅子窟、般若窟、妙法窟に再び合いに行くことにした。

 塔ヶ岩は戸隠山に登るときに気を付けていないと分からない。知らない人が多いだろう。しかし遠目に塔ヶ岩を見た時の感激、そして行ってみたくなる気持ちの高揚はいつも変わらない。

 塔ヶ岩は遠目に眺めているほうがいい。基部に行っても大岩を見上げるだけで全体像は分からない。でもそこに窟があるからまた足を運んでもいいのだ。

塔ヶ岩

 3年ほど前に塔ヶ岩と窟を探し当てている。2度目とあって様子が分かっているから気が楽だ。

2026年8月9日 ルート図

みどりヶ池を通って随神門まで。

随神門から戸隠キャンプ場に抜ける遊歩道を歩き、遊歩道から背丈以上の笹薮に突入する。標高差60mほど上がったところから尾根に取り付く。前回と同じ尾根だ。

 尾根をガンガン登っていくと、見覚えのある岩穴が。ここから先細尾根になり、つげの激薮を抜けると塔ヶ岩が現れる。

岩穴

塔ヶ岩手前の最後の激薮。ここまで来れば塔ヶ岩はすぐだ。

塔ヶ岩が見えた。ここからはずんぐりむっくりの岩にしか見えない。

塔ヶ岩の基部に到着した。基部の西側を回り込んでいく。この基部を慎重に進んだ。分かっているとはいえ慎重にね。(進んできたところを振り返って確認)

塔ヶ岩の塔が右の岩。岩と岩の間を東側に降りると妙法窟がある。

 先に獅子窟と般若窟のほうへ。岩壁にけなげに咲いていた。

コキンレイカ

ホツツジの群生があった。

 獅子窟。石祠が倒れている。前回来た時には奥の台座の上に乗っていた。

獅子窟

天神神と彫られているらしいが、見えたところは「昭和○○年」と「近藤」という文字が判別できた。

 さらに進んでいくと般若窟。前回と同様、4基の石祠は倒れたままだった。誰も来ていないからね。般若窟は般若の口のような形をしている。分かりやすい。

般若窟

 妙法窟に行くために、先ほどの岩の隙間まで引き返す。懸垂下降で東側に降りた。そして岩の基部に沿って歩いていくと妙法窟。ここには石祠はない。

妙法窟

 妙法窟からは飯綱山が見える。今日は雲がかかっているし、木の葉が邪魔をして全景は無理だった。今日はここまで。

 妙法窟でビールタイム。よっぽどのことがない限り、ここへの三度はないだろう。窟を開いた学問行者のことを想いながらのビールは美味しかった。

正面に飯綱山、その左は瑪瑙山。

懸垂下降した地点まで戻り、岩を登り上げた。塔ヶ岩の基部を再度眺める。

基部から北には九頭龍山。

 下山に取り掛かる。下山コースは同じだとつまらない。50mほど降りたところで尾根が分かれる。その尾根のうち左からくる尾根を登ってきたのだが、ここからは新ルートのまっすぐの尾根を下ることにした。

 そこからさらに50mほど下ったところで行き詰る。地図上は尾根が続いていて難なく下っていけそうなのだが、岩壁を懸垂下降しなければならなくなった。しかも空中懸垂。ハーネスがなかったこと、ロープも20mしか用意してなかったことで、このルートを使うことを断念せざるを得なかった。

 少し戻り東のほうへトラバース。登ってきたときの尾根に取り付いての下山だった。途中沢に降り適当に遊歩道目指して下った。

 森林公園内に咲いていた花。

キンミズヒキ

キツリフネ

ゲンノショウコ

 窟探しは楽しい。

 誰に会うこともなく、学問行者と姫野公明師の後を追いながら窟に出合うと修験者のなった気分になる。あと3窟。探し当ててしまうのがもったいないような・・・。