SDGs「ジェンダーギャップ会議」

 日経SDGsフォーラムが開催された。事前申し込みで資料の提供を受け、Webで参加する形式だ。
 毎回楽しみにしているのは、「ジェンダーギャップ会議」のパネルディスカッション。今回は、「多様性のある組織が勝つ!女性リーダーを増やす企業の戦略」というテーマで、パネリストに千葉銀行・佐久間英利取締役頭取と花王・石渡明美執行役員が登壇していろんな話をしてくれた。
 千葉銀行の女性活躍推進として、1986年に全国の銀行として初めて女性を支店長に登用、2021年7月までにリーダー職の女性比率を30%、管理職の女性比率を20%と数値目標を掲げている。
 また佐久間頭取の活動として、2014年5月に、内閣府がサポートする「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」に参画。2014年11月12日に、全国地方銀行協会会員全64行の頭取参加のもとに「輝く女性の活躍を加速する地銀頭取の会」を発足し、同会にて「地銀人材バンク」を創設している。この「地銀人材バンク」は、社員が結婚や配偶者の転勤、家族の介護などで転居が必要となった際に、移転先の同業他社で再就職できるよう支援する仕組みだ。日本生活協同組合連合会や全国信用金庫協会の取り入れられているらしい。
 一地方の中小企業では、なかなか対応できない仕組みであるが、ちょっとした発想で自分たちにできることを実施していく必要性を感じている。
 花王の石渡執行役員の「メンターに恵まれた。」という一言が印象に残った。メンターに相談して、背中を押してもらい、今の自分がある。コミュニケーションをとること、素直な心で、そして感謝の気持ちを忘れない、これがメンターに相談するコツだそうだ。そうだよね。