長野県経営者協会と中部経済連合会との懇談会

 私にとっては待ちに待った懇談会の日がやってきた。長野県経営者協会と中部経済連合会との懇談会である。2023年3月29日に長野市にて開催された。

 中部経済連合会の水野会長は中部電力株式会社の相談役でもある。水野会長に初めてお会いして、その人柄に感動してしまった。人間として、経営者としての水野会長の行き方や考え方に、多くの学びがあった。

 以前に中部経済連合会の「中部の魅力を語る なでしこの会」イベント「中部のイイトコ再発見 女性リーダーが語る魅力」が開催され、Web参加した感想をここに書き込んでいた。それを水野会長は読んでくださっていて、初対面の私にその旨を話しかけてくださった。ビックリでした。感動でした。経営者というのは、常にアンテナを張り巡らせ、得た情報に関連するときに出会った場合の声がけは、その人に感動を及ぼすものだ。あ~自分のことを見ていてもらっているんだな、と。

 この懇談会の目的の一つとして、「地域経済の状況から共通課題を把握して、一緒になって課題解決していくきっかけになること」がある。「産学連携、広域連携の活動を地域資源とつなげ付加価値を見出していく。」という水野会長のご挨拶に、長野県内にとどまっていてはいけないということを強く感じた。

 長野県経営者協会の碓井会長からは、「長野県経営者協会には600社が加入している。具体的に自分たちで行動して長野県全体を元気にしていこう。長野県特有の資産である自然を利用した環境づくり、またとくに若い女性が住みやすい環境を作り出していくことが必要。」という内容を話された。

 それぞれ個別に意見交換をしたが、まさに自分の地域をよくするためには、その地域にとどまるのではなく広域に活動をしながら、その地域の良さを確立していく必要があると感じた。

 水野会長の「長野県の林業や農業を活用した発電や環境整備をしたらどうか」という提案に、中水力発電に力をいれ、林業経営を目指す長野県としてどのようにしていったらいいかを経営者協会が提言できる時がくればいい、と、私は密かに思っている。