長野市やまざとビジネス支援補助金審査会

 令和6年度長野市やまざとビジネス支援補助金審査会が非公開で開催された。今回の1次審査を通過した応募事業者は3件。2次審査ではプレゼンテーションを行ってもらう。

審査項目と審査基準として

1 中山間地の活性化につながる効果があるか

2 事業の実現・発展・継続性があるか

が中心となる。

 長野市のこの事業も、鷲沢市長時代にスタートしている。当時から中山間地の活性化を目指し、計画され、息の長い事業である。当初から審査員として加わっているが、最近は各応募者の事業内容も充実し素晴らしいプレゼンが繰り広げられる。

 今回の応募事業者の事業計画を聞いて感じたのは、中山間地で抱える課題解決を意識した取り組みになっていることだ。ただ残念なことに、雇用創出については少々乏しいかもしれない。事業が順調に進んでいくと、将来的に雇用が多くなることはあるだろう。また、自分が事業を行う地域への移住者も増える仕組みまで考えている応募事業者もいた。

応募事業者は下記の通り。

・ 「浅川産ワイン・シードル製造販売のために土蔵を活用した醸造所建設」事業

・ 「長野市中山間地域の世界基準の”NAGANOWINE”ブランド化」事業

・ 「日本発!長野の食を彩る”おやき”や”蕎麦”とのペアリングドリンクのシロップ製造」事業

3者とも篤い思いが伝わってきた。