赤倉山

 先週登った赤倉山は、GPSデーターを落として分かったことだが三角点を踏んでいなかった。赤倉山の最高地点である2500mピークを山頂だと思ってしまい、割と簡単に思い込み山頂に立てたなあ~と気分よく引き返してしまった。実際には三角点の置かれた2141.1m地点を山頂としている。ならばリベンジするしかない!

 6日前のトレースは消えていたが、2500mピークまでは簡単に登ることができた。
 眼前の妙高山は雪が少なくなり岩稜が迫っている。問題はこの2500mピークから下降しながら2141.1mの三角点までのルートだ。
 雪はズタズタで心もとない雪庇が続いている。ロープを持参してよかった。ロープで確保しながら2メートル下のやせ尾根に降りる。ここからナイフリッジが続き、いつ崩れるかもしれない残雪の上をソ~と進む。周りからは雪の落ちる音が響き緊張。一番の核心部であった。

 三角点の置かれた山頂からは上越、志賀、八ヶ岳、南アルプスまで見えた。ランチビールを喉に流し込み、しばし眺望を楽しむ。
 私の尊敬する南川金一氏はここから引き返した後三田原山まで足を延ばしている。何を考えながらこのピークに南川氏は立ったのだろうかと、ふと電話で聞いた南川氏の声に呼ばれた気がした。

 私は三田原山へは2016年に登っている。
http://archelirion.jp/otto/2016/05/09/%E4%B8%89%E7%94%B0%E5%8E%9F%E5%B1%B1/

 

20018年3月31日 ルート図
ピーク赤倉山2

 

前回は2500mピークまで。三角点は2141.1m地点。正面の赤岩の右奥に見える雪の部分が2141.1m。
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少しづつ赤倉山の稜線が近づいてくる。
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振り返れば黒姫山と御巣鷹山。
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こうした空間は何度でもいい。
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高妻山~乙妻山~地蔵山の奥に北アルプス。
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今日は北アルプスがよく見えた。
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稜線からの妙高山。前回より雪が落ちている。
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2500mのピークから赤倉山の山頂までのルート。やせ尾根が続いているし、雪がズタズタだ。
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2500mピークから2メートルの下降にロープが役立った。
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赤倉山三角点ピーク。後方に妙高山。
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いつもの儀式。
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核心部を戻りここからの妙高山と三田原山。
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