尊敬する南川金一氏の著書である「続 山頂渉猟」で知った仏谷。
伊那と木曽を分ける尾根上の山とあり、昨年12月にトライしたが時間切れでピークは踏めなかった。
南川氏は4月に登っている。
今年は雪が少ないのでそろそろ賞味期限になるか?ということで仏谷をリベンジした。羽渕からの南川氏コースとも思ったが、前回登ったコースが分かっているので、再び坊主岳登山口から入山した。
前回と同じようにイノコ沢を遡行し尾根に取り付く。快適に尾根を詰め挙げ坊主岳からの稜線鞍部に出た。
稜線上は残雪。霧氷が付いた木々が美しい。
ところどころ膝上までのラッセルになり疲れるなあ~。
前回引き返したところはジャンクションピーク。南川氏は別ルートでこのピークに来ている。ここからは南川氏がたどった足跡を追って仏谷のピークに立つのだ。二重稜線を越したところで、気持ちのいい空間が現れた。振り返れば坊主山や乗鞍岳。南には将棋頭山から麦草岳まで素晴らしい眺望。そして北には経ヶ岳。天気はいいし、元気が出るわ。
ジャンクションピークから1.5時間ぐらいかかって仏谷のピークに到着した。
南川氏が立った場所に私も立っている。感慨に耽りながら、しっかりとビールタイムを楽しんだ。
坊主岳登山口からイノコ沢を遡行して行く。水が少ないから靴をぬらすことはない。
尾根に取り付きズンズン登っていくと坊主山が朝日に光っているのが見えてくる。
同じ場所から中央アルプスがこの高さで見える。中央は木曽駒ヶ岳。
稜線に出ても笹藪。でもテンション上がる。中央アルプスがバッチリだもん。