鉢伏山

 今年は雪が多くて、登山道ない山は今の時季にはまだ無理。もう少し雪が締まってからになってしまう。ならばどうしようか・・・と。今のうちに登山道のある1900m以上の山のピークを踏んでしまおう。南川金一氏の「山頂渉猟」や「続・山頂渉猟」に掲げられている山のリストに登山日を記入するのも楽しみだ。

 1900m以上の山で、いつでも登れるから・・と取りこぼしている山がある。その中の一つに鉢伏山(1928.8m)。松本市と岡谷市の境近くにある岡谷市に座する山で、夏ならば車で山頂直下まで行けてしまう。それではつまらない。今がチャンスだ。しかも2日前までの大雪で、かなり積雪があるだろう。登りごたえがあるに違いない。

 牛伏寺の駐車場からスタート。いきなり雪道の登りである。チェーンスパイクを装着した。鹿よけの金網を通って本格的な登りになる。途中3人パーティを抜いてガンガン登っていく。トレースはできているが、入山者が少ないから踏み固められていなく足が疲れる。樹林帯の中で眺望はない。誰とも行き会わず、聞こえるのは雪を踏み締まる音だけ。これはいい!と思っていたら、県警のヘリが旋回している音がしばらく響いていた。

 やっと車道に出た。標識があり、ここから鉢伏山まで2キロとある。2キロか・・・。

 車道をショートカットして、やがて鉢伏山のド~ンとした姿が見えるようになった。ここからがつらいところ。車道を歩いていくのだがガードレールが埋まるぐらいの積雪。トレースが有難いが足がとられる。振り返ると北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプスがきれいに見えた。元気になるわ。しかし私にはこの車道歩きが核心だった。

 やっと鉢伏山荘に到着。ここから夏ならば30分ぐらいで山頂だが、雪の状態でどのくらいかかるか。スタートしてから4時間かかって鉢伏山山頂に到着した。山頂から展望台までは踏み抜き地獄。疲れた~。しかし展望台からは素晴らしい眺望を楽しめた。

 下山はスノーシューをつけ快適に。前鉢伏山へ行きかけたが、スノーシューをつけていても踏み抜きで、時間の関係上諦めざるを得なかったのはちょっぴり残念でした。

 1日歩いた距離は14キロ、7時間の行程だった。

2022年2月12日 ルート図

正面の鹿よけ柵を通っていく。ここらあたりの積雪はひざ下ぐらい。

黙々と樹林帯の中を登って行く。やっと現れた鉢伏山。まだまだ遠い。

樹林帯を抜けて車道を歩いていく。登りだ。私にとっては核心部。振り返ると乗鞍岳が見えた。元気になりますわ。

ちょこっと御嶽山。

中央アルプス。木曽駒ヶ岳と空木岳。

北アルプスの山々を確認できるのが嬉しい。

核心部の車道から、このように見える。

前鉢伏山と鉢伏山の分岐に到着。ここから夏だと山頂まで30分なんだけれど、どのくらいかかるか?正面に見える鉢伏山の左側の尾根を回り込んで行くのがルート。

鉢伏山に到着。約4時間かかった。

展望台からの眺望。右に頚城の山々、左に北アルプス北部の山々。

北アルプス。鹿島槍ヶ岳から北穂岳まで。常念岳がよく分かる。

北アルプス。燕岳から乗鞍岳まで。

御岳山がうっすらと。

中央アルプス。

南アルプス。光岳まで確認できた。

右奥に八ヶ岳。

山頂から下って1855mピークに乗り上げたら蓼科山が大きく見えた。

スノーシューをつけて快適に下山。いよいよ来た足つり地獄。痛~いと見上げた空。