東寺

 今日は京都での治療の日。北陸新幹線とサンダーバードを利用して京都入り。途中、車中から久しぶりに剱岳と北方稜線がきれいに見えた。

 京都も暑い。長野よりずっと暑いけれど、私はこの暑さがなんとなく好きだ。非日常の場所での暑さだからかもしれない。

 順調に治療が終了して、帰りのサンダーバードまでの時間を、今回は東寺に行ってみることにした。バスで移動。京都も慣れちゃえば簡単に移動できる・・・という段階にまで来た。

東寺前でバスを降りる。すぐに東寺の東門。

真言宗総本山の東寺は国宝五重塔で有名だ。

まずは食堂(じきどう)へ。僧が生活のなかに修行を見いだす場であったとのこと。食堂本尊は十一面観音像。青色が艶やかだった。

夜叉神堂。1596年(慶長元年)に中門が倒壊した際に現在のお堂を建立した。中に安置されている夜叉像は弘法大師空海(こうぼうたいしくうかい)の作と言われている。

不二桜。紅枝垂れさくらだそう。

講堂。弘法大師によって着工され、835年に完成したが、台風や地震で大破し1491年に再興された。

 堂内には大日如来を中心に二十一軀の仏像が安置されている。嬉しかったのは、戸隠33窟ですでに発見した中での「不動明王」「降三世」「大威徳」「軍茶利」「帝釈天」にここで出合ったこと。なんて楽しいんだろう。

講堂を南東から。

金堂(国宝)。東寺一山の本堂。金堂本尊は薬師如来坐像でその左手に日光菩薩、右手に月光菩薩が安置されている。

金堂を南東から。

瓢箪池(手前)と五重塔(国宝)。

東寺の象徴となっている。現在の塔は1644年に竣工している。高さ55m。

蓮の花が咲いていた。

蓮の花の向こうには宝蔵。

これで今回のプチ京都は終了。帰りのサンダーバードからは琵琶湖がきれいだった。