戸隠33窟NO4

 前日に京都を日帰りしたけれど、体調は抜群にいい。今日の天気は夕方から雨が来るらしい。ならば雨が来る前に戸隠33窟探しに行ってこようと、家を飛び出した。

 今日の目的の窟は、33窟のうち一番東にある知恵窟。随神門から戸隠キャンプ場に抜ける遊歩道から尾根に取り付いて、1504m標高点の北西にある岩壁に窟があるらしい、という検討をつけて出発した。

2023年8月20日 ルート図

遊歩道から適当に尾根をめがけて藪に入る。

 密の藪もあったが、獣道もあって結構歩きやすい。確実に尾根に乗ることができた。

途中に大岩。その基部も窟らしいけれど窟じゃないでしょ。

この大岩に大木が根を張っていた。素晴らしい生命力だ。

 標高点1504mは、かなり危ういクライミング要素で登り上げた。ホッと一息、先に進もうと思ったらその先が切れていてどうなっているか分からない。地図ではそうなっていないからあわててしまった。

1504mの空。

 仕方ないけれど、せっかく登り上げたピークを懸垂下降。細尾根の1504mピークを左側から巻いて先に進んだ。鞍部があってそこからまた細尾根を登り上げ、少し進むと正面に地図上にもある岩壁が見えてきた。

キンレイカが咲いていて和むわ。

岩壁があるということは、そこに窟があるはず。ワクワクしながら一つ上の段に乗り上げた。と思った通りそこが窟。目指す知恵窟だろうか。

かまぼこ型と聞いていたのだが、ちょっと大きいかな。

その隣にも小さな窟。

窟の前に咲いていたナデシコ。

小さな窟の先は切れていてこれ以上いけない。正面の岩壁も下に大きくキレている。

九頭龍山からの尾根の張り出しのピークが見えた。

 今日出合った窟は知恵窟なのかはよく分からない。知恵窟でなければ無名窟。どっちでもいいけれど、窟探しは本当に楽しいわ。

 駐車場所に戻った途端、雨がやってきた。雨にぬれずにラッキーでした。