東福寺

 今日も治療で京都。治療後寄ったのが東福寺だ。なぜ東福寺かといえば、京都国立博物館で東福寺の秘蔵物の展示中であって、博物館へ行く時間がないので東福寺へ足を運ぶことにしたのだ。

 東福寺の周りには東福寺の塔頭である25寺院があり、東福寺の境内に入るまでにも塔頭に寄ってみるのもいいと思う。今回は時間がないので東福寺一路。中門から日下門を抜けて境内に入った。

 

東福寺に続く通天橋通に出た。

東福寺の通天橋通り

日下門

日下門をくぐってまっすぐ進むと庫裡。

 庫裡から方丈へ入っていく。すると八相の庭が待っている。八相の庭とは四庭に配された「蓬莱」「方丈」「瀛洲(えいしゅう)」「壷梁(こりょう)」「八海」「五山」「井田市松(せいでんいちまつ)」「北斗七星」の八つを「八相成道」にちなんで命名されたとのこと。

これは南庭。 「蓬莱」 「方丈」「瀛洲(えいしゅう)」「壷梁(こりょう)」 の巨石と渦巻く砂紋によって「八海」を現しているんだそう。

南庭の「方丈」と「五山」

西庭。刈り込んださつきと砂地を葛石で区切っている。「井田市松」を現している。

先に進むと「通天台」があり、通天橋が見える。

北庭。市松模様の敷石が美しい。奥には「通天紅葉」が。紅葉時期には必見でしょう。

東庭。北斗の庭と呼ばれている。円柱石で北斗七星を構成している。左手の生け垣は天の川を現しているとのこと。

本堂

本堂正面から。昭和9年築の重層入母屋造。

本堂内部。本来は大涅槃図がかかっているらしい。今修復中。

三門。大仏を思わせる室町初期のもの。手前に思遠池。

禅堂。日本最古最大の坐禅道場。

通天橋。方丈と開山堂を結んで架かっている。

開山堂。1280年入定の聖一国師を祀っている。

開山堂内に安置されている「三国伝来の布袋」像。

普門院

普門院前の庭園。江戸中期の名園。

愛染堂。八角形の円堂で愛染明王を祀っている。

紅葉前の紅葉を見ながら方丈内を歩ける。

少し紅葉。

手前に段鐘楼、奥に経蔵。

浴室。国内最大で蒸し風呂形式。

五社成就宮へ続く鳥居。

五社成就宮。 東福寺の鎮守社として石清水八幡、賀茂、稲荷、春日、日古の五社を祀っている。

五社成就宮 の鐘楼。

五社成就宮 の十三重石塔。