白い杖の留学生国際大会

 社会福祉法人国際資格証が援護協会は視覚障害を持つ海外からの留学生を受け入れ、日本の盲学校で学び、鍼灸の資格を取得させている活動を行っている。日本で学んだ留学生は、母国において視覚障害者を取り巻く教育分野や雇用の発展を目指し、活動を広げているのだ。
 もう20年近く前になるが、モンゴルからの留学生を受け入れるために、私は協会の役員と一緒にモンゴルに向かった。初めての地である。その年に留学する予定であったガンゾリグ君は日本語が上手に話せる好青年であった。彼の家を訪問して家族にお会いして、ガンゾリング君と日本に向けて出発。その際のガンゾリグ君とお母さんとの別れが自分のことのようで、私は涙が止まらなかったことを思い出す。
 私が留学生を迎えに行った国は、モンゴルのほかにスーダン、ケニヤ、ベトナムだ。一つ一つ思い出深い出会いであった。
 「帰国留学生を一堂に招き、これまでの成果の確認と未来への展望を!」の願いが1年半前に実現し、その報告書が出来上がってきた。ガンゾリング君だけでなく何人かの留学生とかかわった私は、この報告書を手にして胸一杯。母国で活躍している元留学生の姿を改めて知ることになり、協会の働きを止めてはならないと強く感じている。
 

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