「気」じゃなくて「氣」のこと

 事務所に電話をしたら、明るい声で「お元氣さま」と出てくれた。あまりにも早い対応に、一瞬言葉が詰まってしまった。すごく嬉しかった。そうだよね。「お疲れさま」という負の言葉より「お元氣さま」はずっと明るくなる。そばでその言葉を聞いている人も明るくなる。すると全体が明るくなって、前向きな職場になっていく。

 皆さん、ありがとう。

 「お元氣さま」の「氣」のことについて。意味が三つある。

 一つ目は、日本人の命の源である「お米」に対する感謝の心の表明。

 二つ目の理由は「米」の字を分解すると「八十八」になるが、米を収穫するまでに八十八回も手をかけるというこまやかな心遣いに対する感謝。

 三つ目は「氣」から米を取った「气」は雲を具現化した文字で大自然、大宇宙までも表している。「米」は四方八方にエネルギーを噴出しているさまでもあり、人間は大宇宙からエネルギーを吸収すると同時に、外に向かってもエネルギーを発し続けていることであり、その根源的な意味に対する敬意の表明として「氣」を使っていると、清水英雄氏は書いている。(ありがとう戦略)

 今まで何気なく使っていた「気」もこれからは「氣」だわ。文字に込められた想いや意味を大切にしていくことに気が付いた。

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