茂来山~四方原山

 久しぶりに少し根性のいる(?)山歩きをしようと計画したのが四方原山。昨年に県境繋ぎで歩いた新三郎。その際に、県境から少し外れた三角点1685.2mまで行っているが時間が足りなく四方原山まで行けなかった。

 四方原山をどこから攻めようかと思案した結果、茂来山から四方原山をピストンすることにした。茂来山は南側の登山道を利用して、茂来山山頂から東に座する四方原山を目指す。佐久穂町と小海町~北相木村の境界上の尾根を歩くことになる。

 第一の核心は茂来山の登山口までの道のりであった。車で林道を置くまで進んで行くが、道の様子もわからずダートであり、登山口に到着したときにはすでに疲れ切ってしまった。登山口には立派な標識と登山用の杖がたくさん設置されていた。このギャップ!

 気を取り直して茂来山を目指す。わずか30分ほどで山頂。23年ぐらい前に茂来山の山頂に立っているが、まったく山頂の記憶はなかった。八ヶ岳から南アルプス、両神山、浅間山がよく見えた。

 すぐに四方原山を目指す。ここから約5キロの道のり。途中三角点がいくつかある。二つ目の核心は、常に方向を確認していないと別の尾根に誘い込まれ、ルートから外れてしまうことであった。

 先週の山ではオレンジ色の山つつじのトンネルをいくつもくぐったが、今回はミツバツツジの赤紫が素敵だ。そして新緑が目を楽しませてくれる。足元にはワラビが。ワラビを採りだすと時間が瞬く間に経過しちゃうんだな。

 2つの三角点を踏んで四方原山の山頂に。名の通り四方が原っぱ?標識のそばにはヒメスイカズラの花が咲いていた。

 下山は同じルートをたどっても面白くない。赤羽の頭を過ぎて、地図上にもある岩稜の間を縫って、適当に急斜面を下ったのが3つ目の核心部。久しぶりにロープでの懸垂下降は楽しかった。今回の山歩きは、ロープワークがあったからこその楽しみ倍増であった。

2023年5月28日 ルート図

第一の核心を越えてやっとたどり着いた登山口。こんなに立派な標識と杖がたくさん設置されていてビックリ。ここから茂来山までは一般道を登って行った。

ヒトリシズカ

ワダソウ

スタートから約30分ぐらいで茂来山山頂。

ミツバツツジに囲まれている。二等三角点。点名・茂来山。

久々(?)に出合った八ヶ岳。

南アルプスもうっすらと。

大双里の稜線も歩いたわ。

懐かしい稜線

うっすらと両神山。どこから見ても特徴あるからわかるわ。

茂来山の山頂の北には浅間山。

今日の山歩きはミツバツツジが心を和ませてくれる。

1662.1mの三角点。点名・北樽。

気持ちのいい尾根を歩いていくが、気を許すと迷い尾根に誘い込まれるから注意。

赤羽の頭。点名・大久保。

いつもの儀式。

ミヤマハコベ

ミヤマキンバイ

ベニバナツクバネウツギ

ひっそりと佇んでいるお地蔵様。足元にはミヤマキンバイが一杯。

クワガタソウ

四方原山山頂。藪に囲まれていて眺望はなし。

四方原山の三角点。点名・四方原。

四方原山山頂はヒメスイカズラに囲まれていた。

ミヤマハコベ

3つ目の核心部。久しぶりの懸垂下降は楽しかったが、この先どうなっているかが不安。地図には載っていない切れているところがあったりして・・・。

最後は沢地形を下った。