鉢盛山~小鉢盛山

 鉢盛山は松本市(旧波田町)と朝日村がそれぞれ林道をつけ、避難小屋まで設置してある地元民に親しまれて(?)いる山だ。林道に侵入するにはカギが必要で、松本からの黒川林道のカギは、波田町のセブンイレブンで借りるようになる。さらには駐車場所からの長い林道歩きがあるし、登山道もしっかりしている山だから自分の中では少し距離を置いていた。
 しかし小鉢盛山まで行くとなると話は違う。登山道はなく残雪期には野麦峠スキー場から登る方法はあるが、あえてこの時季に藪を漕いで小鉢盛山のピークに立つのなら自己満足度120%。ということで黒川林道を利用して鉢盛山から小鉢盛山までのピストンを行った。

 6:42スタート。鉢盛山の山頂までは約3.5時間でまあまあのタイム。途中たくさんの花に出会って嬉しかった。
 鉢盛山の反射板広場からの眺望はガスっていて、これから向かう小鉢盛山の姿だけが確認できた。ここから片道3時間は要するだろう。急がなくては。天気予報は夕方から雨だし・・・。

 ここからが本番だ!
 笹藪の中へ突入。鉢盛山2446.6mから約250mも下らなくてはならない。それがすごく長く感じた。地図で見ても長い距離だ。帰りが大変だろう。
 約1時間かかって最低鞍部へ到着した。ここから登り返していくが、ピークを2つ越えて小鉢盛山の山頂になる。出だしは薄かった笹藪もだんだん深くなってきて進むのが苦労だ。
 しかし行くしかない!
 鞍部から2時間。小鉢盛山のピークに立つことができた。三角点にタッチ。時間は13:30だ。ここから鉢盛山まで3時間はかかるだろう。そこから大急ぎで下山しても2.5時間は要する。
 急がなくては。といっても祝杯のビールだけは忘れなかった。
 5時までには鉢盛山に戻りたい。雨も5時以降に来る予報だ。いつもの儀式を終え、来たルートを外さないように鉢盛山を目指した。
 最低鞍部2200mからの登り返しがつらい。「なぜこんなにつらいことをやってるんだろう。」と初めて頭を横切った。手も足も疲れてくる。笹藪の勢いに押し返されてしまうのだ。
 鉢盛山に戻った時はホッとした。5時少し過ぎている。暗くなる前に駐車場所まで戻りたい。途中休むことなくどんどん下った。最後の林道の長いこと・・・。ヘッデンなしでマイカーに到着したのは夜の8時少し前だった。実に13.5時間の山行。くたびれた。
 「こんなにつらいこと」が楽しいんだよね。

 

2020年6月21日 ルート図

 

ワサビ沢。早く沢登りに行きたい!

 

ベニバナイチヤクソウ。ここではまだ春だ。

 

林道の途中で、槍ヶ岳と穂高が見えた。

 

タツナミソウ

 

ノビネチドリ

 

ノビネチドリ

 

マイヅルソウ

 

ユキザサ

 

ツマトリソウ

 

モミジイチゴ

 

波田町避難小屋。立派だ。中もきれいだった。旧波田町の意気込みが感じられる。

 

ゴゼンタチバナ

 

イチヨウラン

 

朝日村からの登山道と合流する2169.4m地点からの眺望。昨年3月に登った烏帽子岳鍋冠山からたきの峰

 

オンダシ峰はいつか登りたい。

 

ズダヤクシュがたくさん咲いていた。

 

ミツバオオレン

 

権現の庭。ここまでくれば山頂はすぐ。

 

鉢盛山荘

 

ヒメイチゲ

 

鉢盛山山頂。ここまではあっけなかった。

 

2446.6m三角点

 

本日の目的の南西に見える小鉢盛山。遠いなあ~。

 

鉢盛山からは登山道がなく笹藪に突入。

 

だんだん笹が濃くなって両腕も足も疲れる。時間との競争も。

 

鉢盛山から小鉢盛山まで約3時間かかって到着。三角点にタッチ!

 

いつもの儀式を。

 

小鉢盛山は一面の笹。この深い笹藪を引き返す。

 

鉢盛山がちょっと見えた。あそこまでまた3時間強。

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